2022
Jury Prize
Ryo Fukuda | growth
京都芸術大学 芸術学部プロダクトデザイン学科
おもちゃから家具へ、子供の創造力を育む収納
子どもにとって家具は、小さい頃からずっとそばにあるが、おもちゃのように遊べないため、関心が向くことが少ないものである。
しかし小さい頃から長くそばにある家具だからこそ、子どもの成長を促すことができるのではないだろうか。
このことから私は、成長とともに子ども自身で形を変えることで創造力を育む家具があれば、孫に思わずあげたくなるのではないかと考えた。
おもちゃとして使っていたからこそ、収納として使うようになっても、積極的に自分自身で形を変えて使い続けるのではないかと考えた。
この「growth」とともに成長する孫をみることが、この家具を贈る祖父母にとっての楽しみになるのではないだろうか。
はじめはおままごとができるおもちゃとしてプレゼントする。
おうちのキッチン、お店、車など、その日の遊びに合わせて自由に形をかえて遊び、子どもの創造力を育む。
その子が成長しておもちゃで遊ばなくなったときには、おもちゃとして遊んでいた頃の感覚で、収納として使えるように自分で工夫して形を変える。